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zoom RSS クリシェとは(メロディッククリシェ、ハーモニッククリシェ)

<<   作成日時 : 2014/12/13 14:15   >>

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書籍、文献、ウェブサイトでの曖昧な記述が多いのが「クリシェ」だ。
厳密にはクリシェではないがとか、広義だ狭義だの自己主張に過ぎない無責任な俗説が蔓延している。

同じコードの連続の中で、変化を持たせるために、構成音を半音又は全音にしてラインを作る手法をクリシェ(Cliche)と呼びます。

まず、大きく分けるとメロディック・クリシェとハーモニック・クリシェとに分かれる。

■メロディック・クリシェとは、単音を変化させていくクリシェの場合を指し、ハーモニック・クリシェは2音以上(重音)で変化させてゆく場合のものを指す。

クリシェによって装飾的にできたラインをライン・クリシェ(クリシェ・ライン)と呼び、最低音に配置したものをベース・クリシェ(Bass Cliche)と呼ぶ。

これはメジャー、マイナー共に多くはトニック・コードに用いられることが多い。

メジャーでの例:

C |Caug |C6 |Caug|
C |Cmaj7 |C7 |C6 |

マイナーでの例:

Cm |Cm(#5) |Cm6 |Cm(#5)|
Cm |Cmmaj7 |Cm7 |Cm6 |

尚、Um7−X7の進行内にも形成されることがある。

Dm7 Dmmaj7|Dm7 G7|

当然のことながら、クリシェは二小節目のDm7までである。X7への流れはよいが、G7はクリシェには含まれない。

■ハーモニック・クリシェは、同一コード間に挿入される経過音で構成されるコードによって作られる。そのため、同一コードが続くわけではなく、同一コード間を橋渡しするコードが用いられることになる。

C (Dm7−D#dim)|C |

曖昧な記述と冒頭に書いたが、次のような例は、あくまでもクリシェ風であって、クリシェではない。無果汁のオレンジ・ジュースは、果汁でつくられたオレンジ・ジュースとは無関係であるのと同じだ。広義でも狭義でもない。それを一括りにされてしまっては、意味がない。

異なるコード進行の中で発生するカウンター・ラインをあたかもクリシェのように取り扱っている輩もいるが、全くのでたらめな主張に過ぎない。
カウンター・ライン≠ライン・クリシェであることを改めて言っておく。

どこまでがクリシェなのかはっきりしない説明が多い。

Am |Am(onG#)|Am(onG)|Am(onF#)|F |E7 |

上記では確かに半音下行のラインが形成されているが、クリシェとしては、Am(onF#)までで、Fからあとのコード進行は、ただ流れが良いだけの付加的な存在である。一括りにクリシェと呼ばないようにしよう。

C |G/B|Gm/B♭|F/A|Fm/A♭|C/G|D/F#|Gsus4 G|

上記ではベースラインが半音下行で、スムーズな流れではあるが、ベース・クリシェと勘違いしないようにして欲しい。

@C→Caug→C6→C7というコード進行をC→E7→Am→C7のような代理和音で置き換えた場合。

AC→Cmaj7→C6→Cというコード進行をC→Em/C→Dm/C→Cというように置き換えた場合。

BAm→AmM7→Am7→Am6というコード進行をAm→E/G#→G→D/F#というように置き換えた場合。

上記の三種類共に置き換えた方は、クリシェではありません。

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